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未来に残したい日本の情景写真撮影記

又兵衛桜

先週7分咲きだった親里競技場の桜に向かいました。到着すると桜の木の下でお年寄りのグループがブルーシートを敷いて宴会をやっていたため、撮影は断念。すぐに又兵衛桜に向かいました。
又兵衛桜は、奈良県宇田市大宇陀本郷というところにある樹齢300年とも言われる枝垂れ桜で、その大きさは、幹の周りが約3m、高さが約13mだそうです。
本郷の瀧桜(たきざくら)が正式な名前だそうですが、大阪夏の陣で活躍した戦国武将後藤又兵衛が当地へ落ち延び、この枝垂れ桜も、後藤家の屋敷跡にあることから「又兵衛桜」と呼ばれて親しまれています。
2000年のNHK大河ドラマ葵徳川三代』のオープニング映像で使用されたことで有名になったそうです。
オープニング映像はこちら

http://video.sina.com.cn/v/b/35912881-1763669091.html

大宇陀は寒冷の地であるため、奈良県の一般の桜開花情報より1週間程度遅れるのが通常ですが、今年は暖かい日が続いたせいか、満開が早いようです。
この日は平日にもかかわらず、多くの人が来ており、桜の木の後ろにも人が行けるように遊歩道があるため、人が絶えることがなく、人が映り込まないように撮影するのが大変でした。
明日は大荒れの天気になるという予報が出ているし、花も今日がピークと思われる
ため、何とか今日中に満足いく写真を撮りたいと思い、人の切れ間を待ち続けました。気が付けば同じ場所に6時間もいました。

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周りに山があるため、太陽が見えなくなるのが早いです。下の写真は、18時20分頃の写真です。
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18時40分に撮影を終了し、近くの大宇陀温泉「あきののゆ」でゆっくり温まり、食事をして、明日の撮影地である吉野に向かいました。

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