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未来に残したい日本の情景写真撮影記

満月の薬師寺

以前から薬師寺の2つの塔の間から出る満月を撮りたいと考えていましたが、2009年〜2020年春まで長期間の改修工事だったので、ずっと来ることができずにいました。最初に来た頃はまだEOS-kissで撮影していました。そこからカメラをEOS5DMarkⅢに買い替えましたが、MarkⅢでは撮る機会がないまま引退となり、今はMarkⅣになっています。
昨日は、満月だったのですが、『月の出・月の入りマップ』によると、月が塔よりかなり右側に出るように思えたし、月の出時間が17:10とちょっと早かったので、1日遅らせて行って来ました。
車を停める場所が限られているので、早めに到着して車の中で夕暮れを待ちました。
夕暮れが近づくに連れ、カメラマンの数が増えてきたので、場所がなくなる前に適当な場所に三脚を立てました。隣のカメラマン同士が話し始めたのを聞いているとその人は昨日の満月も撮りに来たそうで、昨日ははカメラマンの数が凄かったそうです。雲もなく空気も澄んでいて綺麗な満月の撮影ができたと話していました。
そのような会話を聞きながらテスト撮影していました。

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三脚は立てたものの、月の出る場所の正確な位置はわかりません。月の出の時間は17:39ですが、標高342メートルの若草山を越えて出て来るまでに少し時間がかかりました。ただ、雲が厚くなってきており、月が完全な形で姿を現すことなく、すぐに雲に隠れてしまいました。月の位置もちょっと右にずれてしまいました。途中で、三脚を移動させたのですが、人が多く、この場所が限界でした。

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このところ連続で奈良に来ていますが、なかなか満足できる写真が撮れていません。今回の反省点は、もう少し月の出の方位をしっかりと確認し、場所取りをしなかったことだと思います。
今度は2つの塔の間に昇ってくる朝日を狙いたいと思います。

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