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未来に残したい日本の情景写真撮影記

十六夜(いざよい)の月

2016年11月15日は、旧暦の10月16日、つまり十五夜の次の十六夜となります。昨日は、スーパームーンでしたが、生憎の雨で、関西では全く見ることができませんでした。
スーパームーンとは、明確な定義はないようですが、一説によると地球の周りを楕円に回っている月が、地球との距離が36万km以内に近づき、更に満月になる時の月をスーパームーンと呼んでいるようです。普段の満月よりも、最大14%も大きく見え、明るさも30%増すそうです。
月の公転軌道が楕円であるため月と地球との距離は35.6万Kmから40.6万Kmの間で変化し、その最接近のタイミングが満月となるタイミングと重なると月が大きく見えるというわけです。昨日の場合、地球に約35.7万kmまで接近し、その近さは68年ぶりだそうです。次に満月が今回ほど接近するのは、18年後の2034年11月26日までないとのことです。
能書きが長くなりましたが、昨日のスーパームーンは雨で見ることができなかったため、十六夜の月を期待していました。計算してみると地球から月までの距離は、昨日より662km遠ざかっていますが、肉眼ではわからないほどだと思います。しかしながらこの日も夜までずっと東の空に黒い雲が垂れ込めていて月など到底見えない感じでした。
それでも仕事を終えて、ダメ元で撮影に出かけることにしました。何かランドマークと一緒に撮りたかったのですが、近場で思いつく場所があまりなく、神戸ポートタワーに向かうことにしました。メリケンパーク(神戸市中央区波止場町)にあるのですが、昔、メリケン波止場だった頃によく来ていた思い出の場所です。因みに1987年にメリケン波止場と中突堤の間が埋立てられてメリケンパークとなりました。19時半頃にメリケンパークに到着した時は、まだ雲がかかっていて月もくっきりしていませんでした。一緒に写っているのは、神戸海洋博物館です。

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空が晴れ、月がくっきりするまで、しばし、西側にあるMOSAIC側の写真を撮りました。

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空が晴れてきて、月もくっきり見えるようになったので、ポートタワーを絡めて何枚も撮りました。対象物が大きいため月が全く大きく見えません。

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それでも楽しく撮影を終え、21時半にメリケンパークを後にしました。

17日の6時頃、イヌの散歩中にまだ十六夜の月が西の空に残っていましたが、昨夜見た時より、そうとう大きく見えました。やはり、朝日夕日と同じで、出てくる時と沈む時が大きく見えるのでしょうか。

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