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未来に残したい日本の情景写真撮影記

奈良公園

春日大社の駐車場がこの時期は7時半からなので、その1時間前に自宅を出発しました。
ほぼ予定通り到着し、駐車場に車を停めて最初に向かったのは、水谷茶屋です。まだ紅葉も始まったばかりという感じでした。

ここは、地面に落ちたモミジの景色が最高で、その風景になるにはまだ2週間ほど先になると思われます。
それにしても緑色のシートが残念です。
(過去記事)

kosei-photo.hatenablog.com

水谷茶屋は下見だけにし、春日大社を通り、飛火野に向かいました。水谷茶屋のすぐ近くに男鹿がいたので、用意してきたドングリでおびき寄せ、撮りましたが、どうもうまく撮れません。狙いは光芒の中の鹿でしたが、曇り空のため、それも撮れませんでし

牡鹿の角切りは毎年10月に行われるのですが、それを逃れた牡鹿がたまにいるので、それに出会えればラッキーです。

飛火野にも牡鹿がいましたので、またドングリを撒いてモデルになってもらいました。

次は、飛火野から東大寺方面に歩き「浮雲園地」と呼ばれるエリアに行きました。そこには小川が流れていて、その両側にはモミジ並木があります。両側の紅葉と水に映る紅葉を狙って多くのカメラマンや観光客が集まっているエリアでもあります。この川を時々鹿が横切ります。
まだ若い鹿がやってきました。

この後、大人の雌鹿が来ましたが、あまり上手く撮れなかったので、写真は割愛します。
そのあと立派な角が残った牡鹿が現れました。夢中でシャッターを切りました。

この牡鹿は、角を切るために麻酔を打たれていたようで、しばらくして、麻酔が完全に効き、車に乗せられて運ばれて行きました。

浮雲園地から春日野園地に入るとすぐに「三社池」があります。三社池の畔の休憩所から撮りました。池の中に鹿がいるのですが、中国の人が鹿せんべいを池の中に撒いたためです。


池の後ろに回って、そこから撮りました。


更に先に進んだところには大きなイチョウの木がありました。


その後、春日大社の駐車場まで戻り、その間に何枚か撮りました。下は、角を切られたオス同士の戦いです。

その後、春日大社の駐車場まで戻り、地道を通って帰りました。
以前から「奈良公園」はどこからどこまでの範囲なのかよくわかっていなかったのですが、調べてみると3種類の解釈があるそうです。
都市公園法に基づく公園としての「奈良県都市公園奈良公園」、文化財保護法に基づく文化財としての「名勝奈良公園」、そして、一般的に認知されている「広義の奈良公園」の3種類で、それぞれによって含まれるエリアが違っています。
都市公園法奈良公園は、猿沢池、荒池、春日野などの平坦地だけでなく、若草山なども含まれ、総面積は502ヘクタール。ただ東大寺興福寺春日大社などの社寺境内地は含まれていません。一方、文化財保護法では、都市公園法の範囲のほか、東大寺正倉院敷地を除く)と興福寺の境内地も指定範囲に含まれていて、524ヘクタール。
何かややこしいですが、自分の感覚としては、鹿が自由に活動しているエリアが奈良公園かなと思います。

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