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未来に残したい日本の情景写真撮影記

前島(まえじま)

昨年12月に、牛窓から見える夕陽が「日本の夕陽百選」に認定されたそうです。認定されたのは、①牛窓町フェリー乗り場、②天神社、③前島・大阪城築城残石群の展望台、の3ヶ所です。その中の一つである前島に行ってみることにしました。
前島は岡山県瀬戸内市牛窓町のすぐ沖合に位置し、東西に細長い小さな離島です。「君と100回目の恋」や「海の上の診療所」などいくつもの映画やドラマの撮影が行われたと牛窓の観光案内所に写真等の掲示がありました。
牛窓港近くの店で海の幸の昼御飯を済ませ、14時10分のフェリーで前島に渡りました。所要時間は5分程度で、車から降りる間もなく島に到着しました。島ではナビがうまく案内してくれず、標識を頼りに展望台に向かいました。
途中、古くて消えかけた手書きの標識通りに行くと車1台しか通れない細い山道で、所々、道の両サイドから樹木がはみ出していて、枝や葉っぱが車のサイドを擦ります。後からわかったのですが、車に擦り傷がいっぱいついてしまいました。ショックです。
展望台下の車を停めるスペースは、細い山道の両サイドにありますが、非常に狭く、軽など小さい車でもせいぜい2台ずつしか停めることができません。
駐車スペースから展望台までは、クモの巣だらけの山道を7~8分歩きます。展望台手前に大阪城の石垣の石を切り出した跡地があり、今もその残石があります。重機も車もない時代にこんな所で切り出して大阪まで運んだのかと思うと感慨深いものがあります。そこからまた山道を上ると展望台が見えます。展望台はやぐらのようになっていて、三階建てで結構な高さがあります。
まずは場所の確認ということで、昼間の風景を数枚撮りました。

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そのあと島のフェリー乗り場まで戻り、水分補給したりした後、夕暮れ前にまた展望台に向かいました。この日の日の入りは17時39分。展望台には他に誰もいなくて、じっくり撮れると思っていたら学生の団体(先生とゼミ生のような感じ)がやって来ました。夕日を受けて記念写真を撮るとさっさと行ってしまいました。
夕焼けは確かに良かったのですが、海の部分が少なく構図的にはイマイチです。

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日が沈むと街灯もないので当然ながら真っ暗になります。まだ薄明かりがあるうちにライトを頭に付けて山道を早足で下りました。下り始めた時に花火が上がるのが見えましたが、カメラに納めることはできませんでした。すぐに音が聞こえなくなったので、数発で終わったようです。
18時50分のフェリーで前島を後にしました。そのあとは帰宅するつもりでしたが、予定を変更し、明日の朝、『迫門の曙』に再チャレンジすることにしました。
例によって「温泉天国アプリ」で近くの温泉の場所を確認すると『おさふねサービスエリア」という所に温泉もあり、食事もできることがわかったので、すぐさま向かいました。
そこの温泉は、世界的にも有数の強アルカリの温泉らしいです。ゆっくりお湯に浸かると1日の疲れが癒されます。2階にある温泉のすぐ横を新幹線が通るので、通るときの音と振動には驚きました。
温泉を出た後、昨日と同じ車中泊の場所となる『道の駅黒井山グリーンパーク』に向かいました。



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