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未来に残したい日本の情景写真撮影記

白砂(しろすな)渓谷ライン

2,139メートルの白砂山の奥にある大黒山から断崖絶壁を縫って中之条の六合(くに)地区を南北に縦断し、長野原町吾妻川に合流するまでの約20kmを白砂川と呼びます。
川には途中から草津温泉などの酸性の強い水が流れ込んでいるため、場所によっては青みがかかったり、緑ががかったりと独特の色合いがあります。 そして、長野原町と野反(のぞり)湖の間の道が白砂渓谷ラインと呼ばれています。
今回は、吾妻渓谷側から野反湖に向かって川を遡る感じで進みました。
渓谷内には特定の紅葉スポットや展望台などはないので、道路脇に車を停めながらの紅葉撮影となります。

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最終地点の野反湖は、標高1,500mを超えるところにある高原の湖です。 もともとは尾瀬のような湿地帯で、野反池と呼ばれる池だったそうですが、昭和31年に発電用の野反ダムが建設され、現在のようなダム湖になったそうです。

(湖の逆側の景色です。湖はこの高さにあります)
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野反湖に着くまでは、天気はそこそこ良く気温も高かったのですが、野反湖まで来ると急に冬のような雪雲の空模様になり、雪交じりの冷たく強い風が吹いていました。

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あまりに寒くて外に居られない状況だったため、湖畔にある「野反峠休憩舎」で舞茸そばを食べて温まりました。そこの壁に掲示されていたものを見ると、ここは、冬には3m近い積雪に閉ざされるそうですが、春から夏にかけては、美しい高山植物や天然記念物の高山蝶が見られるそうです。
ここには夏に来た方がよさそうです。

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