佐保川は、奈良盆地の北部を南北に流れる河川の一つで、『万葉集』をはじめとして古歌の題材となることも多く、奈良の歴史と深く結びついた河川です。そんな佐保川の名物は、川沿いに植えられた桜並木で、全長5キロ
に渡って途切れることのない光景は「奈良県景観資産」の一つにも数えられているそうです。
何年も前に来たときは、車を道路脇に停めて、短時間で撮影しましたが、今回は車をパーキングに停めて歩いて撮影ポイントを探しました。川の両側にビルがあったりするので、できるだけ人工物が映り込みにくい場所と思い、大宮通り(国道369号線)にかかる橋の上を中心に撮影しました。
個人的には、両岸はコンクリートではなく、自然の土手に草花が生えた川沿いの桜が好きです。以前行った飛鳥川などはそれに近く、有名でなくてもそのような風情の川沿いの桜並木は奈良にはたくさんありそうです。