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未来に残したい日本の情景写真撮影記

薬師寺と満月(再び)

今日は、月末の月曜日で仕事は忙しいのですが、このところ連続して休日勤務もしているし、今日が誕生日であることから、午後は無理して休暇をとって薬師寺に行きました。
今月1日に来たときは満月の翌日で、黒い雲がかかっていて、丸い月を見ることができませんでした。今日はそのリベンジです。
平日なので、人はそんなにいないだろうと思っていましたが、到着した時は既に多くの人が三脚を立てていました。皆さん、既にリタイアされた年代の方々なので、かなり早めに来て場所を確保されているのだと思います。僕が三脚を立てた後も次々と人がやってきて、普段は人がいない池の周りの歩道にはずらっと人が並んでいたのを見た近くの住民に『今日は何かあるのですか?』と聞かれるほどでした。
月の出の時刻は16:45で、若草山の後ろに顔を出すのはその15分ぐらい後になります。日の入りが、16:48で、そこから30分はマジックアワーとなるので、月が顔を出す頃はまだ空が明るいことになります。
出発した時は、結構雲が出ていたため、今日も厳しいかなと思っていましたが、月の出の時間はちょうど雲が切れて、丸い月を見ることができました。

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今夜は月面から見て部分日食が起こっている状態の「半影月食」も起きるとのことでしたが、よくわかりませんでした。
最初はきれいに月の形が見えていたのですが、少し上に上がるにつれ、薄雲の中に入ってしまい、くっきりした満月ではなく、ぼやけてしまっています。それでも前回よりは良い写真となりました。

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思い描いているような写真が撮れるまで、月の出と日の入り時刻や月の出の方角、そこから塔の間に月が来る時間などを計算して、またチャレンジするつもりです。
今日の満月の情報収集をしている時に11月の満月は“Beaver Moon(ビーバー月)”と呼ばれることを知りました。それは、アメリカの先住民が季節を把握するために、各月に見られる満月に名前をつけているということでした。名前の由来は、11月は、ネイティブアメリカンがビーバーを捕まえるワナを仕掛ける時期という説と、ビーバーが冬の為のダム作りを始める時期という2つの説があるそうです。他によく知られているのが、5月のストロベリームーンです。(決してイチゴのような赤い月が出るという意味ではありません)
次にチャレンジするのは、1月のWolf Moon(狼月)の予定です。

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