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未来に残したい日本の情景写真撮影記

ビーナスライン

ビーナスラインは、長野県茅野市から、同県上田市の美ヶ原高原美術館に至る全長約76 kmの観光道路で、平均標高は1400m、最高地点の美ヶ原高原では1920mにもなります。道路は大きく4区間に大別でき、茅野市街地 - 白樺湖間の蓼科高原エリア、白樺湖 - 車山 - 霧ヶ峰間の白樺高原・霧ヶ峰エリア、霧ヶ峰 - 落合大橋間の鷲ヶ峰・茶臼岳脇を通るワインディングロード区間、落合大橋 - 美ヶ原高原間の急勾配・最高所に至る区間と、それぞれ違う特徴を持つ道路で構成されています。

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蓼科大滝を出て、ビーナスラインを走っているつもりが、ナビで「美ヶ原」を目的地にしていたため、いつの間にかショートカットの152号線に入ってしまい、そのまま白樺湖に抜けてきました。そこからまた自然にビーナスラインに戻り、霧ケ峰(車山)方面に向かって登っていきました。標高がどんどん上がって行くのがわかります。周りが草原のドライブルートはとにかく気持ちいいです。左手に白樺湖がある右カーブの所に広いパーキングがあったので、そこで数枚撮りました。日本百名山のひとつ「蓼科山」に抱きかかえられるように広がる白樺湖。標高2530mの蓼科山と標高1416mの白樺湖が織りなす高原風景は絶景そのものです。

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白樺湖から少し視線を南にやると、今度は見事な山並みが見えます。日本の見事な山岳風景をこのパーキングから展望できます。この日は少し雲がかかっていましたが、雲が無ければ、美しい山々の風貌がはっきりと一望できるはずです。ビーナスラインを更に進むと車山(くるまやま)の駐車場があります。車山は、日本百名山霧ヶ峰」の主峰で、標高が1925mもありますが、山頂へは2本のリフト(ハイシーズン料金で往復1700円)を乗り継いで、たった15分で行くことができます。
山頂からは日本の名だたる山々を見渡す360度の大パノラマです。気温は下界が35度を越える猛暑なのにここは24度ぐらいでとても涼しいです。生憎、雲がかかっていて遠くの山々はよく見えませんでしたが、冠雪時期に再度来てみたいと思いました。

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昼御飯にはちょっと早かったのですが、リフト乗り継ぎ場近くのお店でノンアルコールビールを飲みながら本格石窯ピザを満喫しました。車山駐車場を後にし、ビーナスラインを更に進むと霧ヶ峰富士見台という駐車場があったので、入ってみました。

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雲がなければ、ここからは、八ヶ岳、富士山、南アルプスなどを見渡すことができます。また、ここはニッコウキスゲの群生地で、もう少し早い時期(7月が開花時期)であれば、見ることができたのでしょう。

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次に立ち寄ったのが、大展望台三峰茶屋です。ここからは、車山、蓼科山八ヶ岳はもちろん、美ヶ原高原、遠くには浅間山を望めます。

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最終地点の美ヶ原に到着しました。特に歩くこともせず、駐車場から2枚撮って長野リンゴのアイスクリームを食べて美ヶ原を後にしました。
後になって思いましたが、美ヶ原のシンボル「美しの塔」まで行ってみた方が良かったかな。

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最終地点の美ケ原から元来た道を引き返し、八島ヶ原湿原(やしまがはらしつげん)に立ち寄りました。ここは、標高約1632mの高層湿原です。

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最後に立ち寄った駐車場から撮った写真です。雲の右に既に月が出ています。

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この後、ちょっと早めに温泉に浸かって、明日の目的地方面に向けて出発しました。



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