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未来に残したい日本の情景写真撮影記

富士山

スタッドレスタイヤを装着したレンタカーを予約してあったのですが、東京に用事のあった息子が家から車で来てくれたため、自分の車で出かけることができました。目指したのは富士山です。
金曜日まで晴れが続いていたのに出発の土曜日になって天気が急変し、10時半に出発してすぐに雨が降ってきました。正午に河口湖に到着しましたが、富士山は全く見えず、雨が止む気配もありません。富士山は諦め、与勇輝(あたえゆうき)館で作品を鑑賞しました。 http://www.musekan.net/
与勇輝さんの人形は、非常にリアルに繊細に時間を掛けて作られていて、いつ見てもどれを見てもその人形たちに見入ってしまいます。高倉健さんが亡くなったこともあり、映画「鉄道員(ぽっぽや)」で実際に使われた『雪子』が健さんの特大パネルと共に展示されていました。鑑賞の後、母親のために与さんのサイン入りのカレンダーを購入し、与勇輝館を後にしました。
その後はいつもの「ほうとう不動」で名物のほうとうを食べました。いつものと言ってもいつもは本店に行くのですが、今回は、雲のような形をした東恋路店に行ってみました。ほうとうを堪能した後、朝霧高原にある「花鳥園」に行こうと車を走らせましたが、満腹になったこともあり眠くて断念。139号線沿いの風穴近くの駐車場に車を停めて2時間ほど仮眠しました。起きたら16時を過ぎていたので、花鳥園はやめて、温泉(富士眺望の湯ゆらり)に行くことにしました。久しぶりの温泉で日頃の疲れをゆっくり癒し、その後、河口湖近くで夕食を食べて、翌日の朝の撮影場所と考えていた大石公園で寝ることにしました。激しい雨音を聞きながら20時半頃には寝てしまったと思います。22時半に一度目を覚ました時に車の外に出てみると満点の星空に変わっていました。富士山もほぼ全体が見えています。明朝を楽しみにまた眠りに就きました。
5時前に再び目が覚めました。そこで急遽、朝の撮影場所を河口湖ではなく、精進湖に変更し、車で精進湖に向かいました。そこには既に15~16台ほどの車が来ていました。三脚もたくさん立っています。湖ぎりぎりの場所に三脚を立て、6時まで車の中で待機しました。
左の低い位置に細い三日月が出ています。

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富士山の横から太陽が顔を出したのは7時3分でした。

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精進湖の後は、また来た道を戻り、御坂峠に行ってみました。毎回来る場所で、撮る位置もほぼ同じです。ここでは時々野生の動物に遭遇します。前回はニホンザル、今回はニホンカモシカでした。
ここからの富士山はとても高く見えます。

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御坂峠の次は新道峠に向かいました。ここからは富士山と河口湖を一望できます。標高が高くなるにつれ、雪の量が多くなってきました。道路は所々アイスバーンになっています。スタッドレスを履いているとは言え、細い山道の運転は危険だったので、途中で断念して引き返しました。もうすぐ通行止めになり春まで来ることができなくなることでしょう。
次に向かったのは、朝霧高原です。牛の放牧と富士山を見たかったのですが、牛の姿は見えませんでした。道の駅で昼食を食べ、田貫湖に行きました。ここでは結構な確率で逆さ富士を見ることができます。この日も風が止むまで少し粘りました。

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最後の場所は、富士五湖からはちょっと離れた箱根です。大観山(たいかんざん)からの夕景を撮りたかったのですが、夕焼けになることなく日が沈みました。

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その後は、東京まで真っ直ぐ帰りましたが、例によって渋滞にはまり、2時間かかって家に帰りつきました。

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