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未来に残したい日本の情景写真撮影記

十和田湖

2週間夜中までのぶっ続け勤務を終え、新宿から夜行バスで東北に向かいました。さすがに疲れが溜まっていたので、八戸に到着するまで爆睡でした。
7時45分、定刻通り八戸駅前に到着。東北だけあって東京よりかなり冷えています。駅前のレンタカー屋で車を借り、まずは十和田湖に向かいました。
十和田湖は、青森県十和田市秋田県鹿角郡小坂町にまたがるカルデラ湖(火山の活動によってできた大きな凹地に雨水がたまってできた湖)で、十和田八幡平国立公園内にあります。日本の湖沼では、最大深度327mで3番目、面積では12番目の大きさだそうです。
十和田湖に行くには奥入瀬渓流沿いの道路を通って行くのですが、奥入瀬渓流は30年近く前からずっと行きたいと思っていた場所で、逸る気持ちを抑えつつ車を走らせました。黄色く色づいた木々の中を感動しつつしばらく走り、十和田湖の瞰湖台に到着したのが10時45分でした。

瞰湖台からの風景
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そこで撮影をしていると突然、柴犬を連れた富山ナンバーのカメラマンに声をかけられました。「山の上からだともっと広い範囲の紅葉が見えるよ」とその撮影場所に行くための山の登り口を教えてもらいました。
道があるわけではなく、倒木や草木が生い茂ったかなり急な山の斜面を歩きやすい場所を探し探ししながら上がって行きました。やっとのことで頂上に到着。そこは断崖で真下を見るのは怖くてできないほどでした。
登ってみて初めてここはカルデラの縁にあたる部分だとわかりました。

草が生えていないところに三脚を立てて撮影。左は断崖絶壁。

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でも登った甲斐あって素晴らしい景色を撮ることができました。
あの方が声をかけてくれなければ、この景色を撮ることができなかったと思うと本当に感謝です。2週間毎晩遅くまで仕事を頑張ったご褒美かもしれないと思いました。

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12時に瞰湖台を後にし、休屋(やすみや)にあるお店で昼食をとり、13時過ぎに奥入瀬渓流に向かって出発しました。

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