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未来に残したい日本の情景写真撮影記

出雲大社

縁結びの神様として知られる大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)をまつる出雲大社
国宝である現在の御本殿は1744年に造営され、これまで3度の遷宮が行われてきましたが、現在、60年ぶりとなる「平成の大遷宮」が行われています。
7時過ぎに起床。準備をして7時半に出雲大社に向けて徒歩で出発しました。
道の駅「大社ご縁広場」から出雲大社までは神門通を通っての一本道となっています。
最初の鳥居である「勢溜(せいだまり)の大鳥居」から全国でも珍しい下り坂の参道を通っていきます。途中に「祓社(はらいのやしろ」があり、ここの祓戸神(はらえどのかみ)4柱が参拝者が知らず知らずの間に犯した心身の汚れをはらい清め、これから参拝する大国主大神の御意を参拝者に預けるようにしてくれるそうです。
「鉄の鳥居」をくぐると、「松の参道」が続きます。「手水舎」で手と口を清めた後、銅製の鳥居としては、日本最古の「銅の鳥居」をくぐり、境内へ入ります。
出雲大社は参拝方法が他の神社と違うというのを初めて知りました。神社で参拝する時は「二拝二拍手一拝」が基本とされていますが、出雲大社は「二拝四拍手一拝」が基本だそうです。
現在『平成の大遷宮』の最中ですので、大国主大神は御仮殿にいらっしゃるそうです。

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楽殿にある注連縄(しめなわ)は長さ13m、周囲9m、重さ5tもあるそうです。20130915_119

           
今年は出雲大社伊勢神宮がそろって遷宮を迎える記念すべき年です。
20年ごとに式年遷宮を繰り返す伊勢神宮と違い、出雲大社遷宮は随破遷宮といって損傷が進んだ時に行うため、だいたい60年に一度という極めて流動的なものだそうで、自分の年齢を考えると今回を逃せばもう二度と見られないと思います。

お参りを済ませ、来た道を帰ります。約1時間半で元の道の駅に戻ってきました。
この道の駅は、道の駅というよりは出雲大社博物館といった感じで、入場無料でいろんな展示物を見たり、神々との対話を“光と音と映像”で体験することができます。
出雲大社にお参りする前にここで予備知識を得ていくといいと思いました。
この後、石見銀山に足を延ばそうかとも思いましたが、雨も降ってきたし、台風も接近していることから帰途につくことにしました。

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