龍安寺から大徳寺に向かいました。大徳寺は、1325年に創建され、京都でも有数の規模を誇る禅宗寺院で、広い境内には24もの塔頭(たっちゅう=大寺院の敷地内にある小寺院)があります。
全てを拝観できる訳ではなく、この日は、龍源院(りょうげんいん)、瑞峯院(ずいほういん)、大仙院(だいせんいん)、黄梅院(おうばいいん)の4つであることを入口で伝えられました。拝観料もそれぞれの塔頭ごとの入口で支払います。
最初に向かったのが大仙院です。大仙院の庭園は枯山水の名園として知られています。国の特別名勝に指定されている書院庭園は、鶴島と亀島の間の蓬莱山から流れ落ちる滝が、大河となって大海に流れ込む様を石だけで表現しています。一方、方丈南庭は白砂の中に2か所の砂盛を配したのみの簡潔な作りで大海を表現しています。
残念ながら撮影禁止のため写真はありません。
次に向かったのが、瑞峯院です。こちらは、キリシタン大名・大友宗麟の菩提寺で、入口で写真を撮っても問題ないかと訊ねると「減るものではないので、どんどん撮って下さい」との了承を頂きました。方丈を中心として南・北・西の三庭があります。
最後は龍源院(りょうげんいん)です。ここでも写真撮影について訊ねると「写真は良いが、SNSへの掲載はNG」とのことでした。龍源院の方丈北庭は青苔の中に点在する石組が印象的です。方丈南庭は白砂と石組の枯山水となっており、方丈の東には、5個の石のみで構成された簡素な壷庭「東滴壷」があります。
お腹も空いたので、帰り道沿いで何かを食べようと車を走らせていると交差点手前で後ろから追突されてしまいました。意気消沈。