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未来に残したい日本の情景写真撮影記

睡蓮沼と地獄沼

行きに霧で全く見えなかった睡蓮沼に再び立ち寄りました。
睡蓮沼は、八甲田山の湿原のひとつ高田谷地の一角にあります。本来なら石倉岳、硫黄岳、大岳、小岳、高田大岳など北八甲田の東西に連なる山々が一望できる場所です。
まだ根雪が残った道を通って沼に着くと行きに来たときと同じく霧に包まれていました。

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暫く霧の写真を撮っているとほんの一瞬だけ霧が晴れ、少しだけ石倉岳が見えました。その瞬間に撮りました。ラッキーでした。

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ここは水芭蕉もたくさん咲いていました。ただかなり大きく成長していたので、時期的にはちょっと遅かったようです。
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睡蓮沼からすぐ近くに地獄沼があります。かつて爆裂火口跡に湧き出る温泉水がたまったものだそうで、火山活動のなごりの噴気口がいくつかあり、硫黄を多く含んだガスや温泉が噴出しています。

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このあとすぐ近くの酸ヶ湯(すかゆ)温泉に入ってきました。20140609_217

酸ヶ湯温泉八甲田山系の火山起源の温泉です。湯はその名の通り強い酸性を示すのですが、元の温泉名は鹿湯(しかゆ)で、”すかゆ”は、読みの“しかゆ”が変化したものだそうです。
名物は「千人風呂」。混浴です。千人風呂の他に、こじんまりとした男女別の「玉の湯」があります。僕は玉の湯に入りましたが、千人風呂を経験しておけば良かったと思いました。
(千人風呂の映像:青森県提供)
http://www.youtube.com/watch?v=b8eDRsYx2_w

(玉の湯)スマホで撮影
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ここで鹿児島から青森に単身赴任で来ている見ず知らずの方と風呂につかりながら会話しました。何でもあと1年で定年退職なのにその1年間が青森勤務だそうです。仕事は若い人たちがやってくれていると言っていたけれど、どんな立場の方なのかちょっと不思議でした。
ここのお湯はかなり酸が強くなかなか匂いがとれません。でも超気持ちよかったです。

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