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未来に残したい日本の情景写真撮影記

蹴上(けあげ)付近

写真クラブの撮影会で、京都に向かいました。最初に行った場所は「蹴上」です。地下鉄を下りて、すぐのところに蹴上インクライン(傾斜鉄道)があり、その下をくぐる歩行者用トンネルがあります。通称「ねじりまんぽ」(正式名は粟田口隧道)と言うそうです。

トンネルの入り口に書かれている「雄観奇想」とは、明治時代に琵琶湖の水を京都にまで引くという奇抜なアイデア(奇想)を抱き、欧米から学んだ技術の粋を集めて作り出した疎水の景観こそ、明治の新しい世を象徴する「雄観」という意味でこの文字が刻まれているそうです。



普通のレンガ造りのトンネルかと思ったのですが、トンネルの壁は螺旋状にねじれていて、奥へ渦を巻いているかのように見えます。

このねじれは、耐久性を上げるためにレンガを斜めに積み上げているのだそうです。
以前から車で通過するだけだった蹴上ですが、「蹴上インクライン」ってどんなところか気になっていたのですが、残念ながら桜の時期も過ぎているとのことで、今回は立ち寄らず、南禅寺に向かいました。蹴上インクラインには、また個別に行きたいと思います。
以下は、南禅寺に向かう途中の風景です。

金地院の東照宮がありました。ここは、徳川家康の遺言により1628年(寛永5年)に造営された3つの東照宮のうちの一つだそうです。



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