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未来に残したい日本の情景写真撮影記

掬星台で見た「赤い月」

昨日の9月10日(旧暦の8月15日)は、十五夜の「中秋の名月」でした。年によっては、十五夜中秋の名月と満月の日は重ならないことがありますが、今年は満月と同日でした。
それなのに自宅から満月を見るまでそのことを忘れてしまっており、撮影することができませんでした。
そこで、1日遅れとなりましたが、十六夜(いざよい)の月を撮りに出かけることにしました。
向かったのは、夜景で有名な摩耶山の『掬星台』です。16時半に自宅を出発し、1時間20分ぐらいで到着しました。日が暮れるまでカフェレストラン「CAFE702」で時間を潰して、日が沈んでから真っ暗になる前に展望台に向かうと結構多くの人が集まっていました。
雲があったので、月が見えるか心配でしたが、出てきた月は「赤い月」でした。

以前、伊勢で真っ赤な月を見たことがありますが、ここまで赤い月はその時以来かもしれません。

市後(いちご)海岸の赤い月 - kosei-photo-gallery (hatenablog.com)

月が昇り始めてしばらくしたら雲に隠れてしまったため、撤収しました。
やはり掬星台からの夜景は綺麗です。
facebookで、何故こんな赤い月になるのか?という質問を受けましたので、以下のように回答しました。

大気の影響です。月が上の方にあるときより、地表に近い所にある時の方が多くの大気を通過して光が届きます。青い光は、赤い光より大気の中のチリや水蒸気の影響を受けやすく、赤い光より届きにくいため、月が赤く見えたのです。昨日は大気の影響を受けやすい気象条件だったのだと思います。
昼間の太陽より夕日や朝日が赤く見えるのと同じです。

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