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未来に残したい日本の情景写真撮影記

内尾神社のヒメボタル

日本には約40種のホタルが生息していて、発光するのはそのうちの10種類程度だそうです。特に有名なゲンジボタルヘイケボタル、ヒメボタルの3種類が国内の代表的なホタルとされています。
今回はヒメボタルを撮りに兵庫県氷上市にある内尾神社に向かいました。ヒメボタルはゲンジボタルなどに比べ、点滅回数が早いため、光を点で撮影することができます。(ゲンジボタルは光の軌跡になる)
また、ヒメボタルは「森のホタル」と言われ、水辺ではなく、森や林の中に生息しています。
15時半頃に内尾神社に到着すると既に本堂を正面から撮ることができる参道の鳥居手前には場所取り用の三脚がいくつも並んでおり、2列目までは満席でした。ここは、参道にカメラマン用の場所を設けてあり、お参りする方の邪魔にならないようになっています。
お参りがてら神社内をぐるりと見て回り、参道を横から見るような位置に撮影のための場所を確保しました。日が暮れるまでの間に小雨が降ったりやんだりしていましたが、これは、ホタル観賞には好都合です。
辺りが薄暗くなってくると小さな光が点滅し始めました。夢中で何枚もシャッターを切りました。
この内尾神社は道路に面しており、行き交う車のライトが時々木々に当たるのが気になります。また、駐車場は道路脇の森に面したところにあり、前向きに車を停めようとするとライトが森の中を照らしてしまい、バックで停めるとテールランプやブレーキランプの赤い光が森を照らしてしまい、写真が台無しになってしまいます。多くの失敗写真を除いて、比較明合成で1枚の写真に仕上げました。

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