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未来に残したい日本の情景写真撮影記

雪の清水寺

天気予報では、各地で雪の予報が出ていたので、数日前から雪景色を撮りに行きたいと考えていました。近場で雪景色が楽しめるところというとやはり京都を思い浮かべます。金閣寺や大原など北の方は比較的毎年雪景色を見ることができますが、平年はなかなか見ることができないようなところはないかと考え、清水寺にしました。(本当に見ることができないかどうかは定かではありません)
天気予報をチェックしつつ7時15分に出発しました。自宅を出る時も小雪がちらつき、道にうっすら積もった雪が風で吹き飛ばされていました。心配していた高速道路と積雪のあった京都市街地も問題なく走れ、8時半に茶わん坂を上がり切ったところの駐車場に到着しました。ほぼ空車状態でしたが、雪が積もっていて駐車スペースの白線が見えません。足で掻き分けて何とか駐車しました。
清水当たりの天気予報では、朝からずっと雪で7時台と8時台は晴れマークになっていました。その晴れ間に撮れたらいいなと思いながら参道を歩いていると吹雪のような状態です。
まず、吹雪の三重塔を撮りました。駐車場から歩いている間にどんどん雪が降ってきて写真を撮っているとカメラに積もるほどです。

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急いで本堂に入りました。でも横風で雪が舞台の中まで吹き込んできます。レンズに雪がかからないようにしながら、舞台と対面する三重塔を撮りました。山全体が白い雪で覆われる中、赤い子安の塔が映えます。

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清水寺は、現在、「平成の大改修」の最中ですが、今月から本堂(清水の舞台)の改修工事が始まり、屋根修理の足場となる素屋根(すやね)で覆われるため、今回の撮影で見納めになると思います。因みに完了は2020年の予定だそうです。

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