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未来に残したい日本の情景写真撮影記

松島四大観(まつしましだいかん)

ここでは、2日間で訪れた松島四大観を順不同で記載します。

松島湾に浮かぶ260余島を東西南北から一望する4ヶ所の名所が「四大観」です。
江戸時代の儒学者舟山万年が「東に大高森の壮観、西に扇谷の幽観、南に多聞山の偉観、北に富山の麗観」と称したことから「松島四大観」と言われるようになったそうです。

Sidaikan

偉観・多聞山(たもんざん)
多聞山へは、国道45号線を走り、途中、塩釜を通って松島湾に沿って南下しながら行くと、25分ほどで、駐車場に到着します。
この駐車場からは、高い三本の煙突がある東北電力仙台火力発電所が見えます。
松島の美しい景色の横に発電所があるというのは複雑な気持ちです。
標識の通りに歩いて行くとおよそ3分で展望広場に着き、そこから石段を下っていくと毘沙門堂があり、その裏手が多聞山のビューポイントです。
ここからの眺めは、点在する島が連なっており、眺めている間にもそれらの島々の間を縫うように、遊覧船や漁船が行き交っていました。

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幽観・扇谷(おうぎたに)
扇谷は、案内板が出ている国道から未舗装の山道を登って行くと、行き止まりに狭い駐車スペースがあります。そこから展望台までは徒歩で5~6分程度でしょうか。
扇谷は、頂上から見える入り江の眺めが、ちょうど扇の形に見えるということから、“扇谷”と呼ばれるようになったそうです。

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麗観・富山(とみやま)
富山の入り口は県道沿いにありますが、農道のような狭い道のため気を付けていないと通り過ぎてしまいます。
車がすれ違えないほどの狭く蛇行する山道を上がって行くと間もなく駐車スペースらしき場所に到達するのですが、そこからも未舗装の道が続くため、車で上がってしまいました。未舗装で轍が深く掘られているため、所々で車の底を擦る音が・・・。何とか到着。本当は舗装が終わるところの駐車スペースに車を停めて歩いて階段を上がるのが正しい行き方だと思います。
富山は、四大観のうち一番標高が高いそうですが、あまり、そういう感じは受けませんでした。

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壮観・大高森
大高森は、松島町の隣町である鳴瀬町の宮戸島にあります。”島”といっても、陸続きになっていて、駐車場は県道沿いのわかりやすい場所にあります。
駐車場から頂上までは、案内板の表示で0.7キロ、約15分ということでした。
階段を登って行くと間もなく、岩肌の山道に変わり、急な上り坂をひたすら登って行きます。
ほどなく見晴らしの良い頂上に着きました。
厚い雲に覆われ、夕日を見ることはできませんでした。

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