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未来に残したい日本の情景写真撮影記

大門坂

熊野古道の中でも、当時の面影を特に美しく残している「大門坂」。坂の入り口から樹齢800年の杉の木が立ち並び、聖地「那智山」へと約640mの石畳が続きます。
昨年来たときは、大門坂駐車場→大門坂→熊野那智大社那智山青岸渡寺→三重塔というコースを写真を撮りながら数時間歩きました。真夏だったこともあり、汗だくでヘトヘトになった記憶が未だに鮮明に残っているせいもあり、今回は大門坂だけにしました。
大門坂のすぐ近くの道路脇に車を停め、撮影場所に向かうと米美知子さん率いる団体が既に写真を撮っていました。米さんは、石畳だけではなく、杉の大木に近づき、広角で撮影していました。やはりネイチャーフォトグラファーは人工物より自然が撮影対象となるのでしょう。
米さんたちが撤収した後、自分も写真を撮り始めましたが、お腹が空いていたこともあり、ここでの撮影は短時間で終了しました。次の撮影地に向かう途中にもあまり食事する場所がなさそうなので、昨年も立ち寄った大門坂駐車場の下手にある『那智ねぼけ堂』というお店で「まぐろひつまぶし御膳」を食べました。
紀州勝浦港水揚げの生まぐろをたっぷり使い、和歌山ならではの薬味と特製のお出汁をかければ生まぐろの風味がいっそう引き立ち、とても美味しいです。お腹も満たされたので、14時過ぎに次の撮影場所に向けて出発しました。

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