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未来に残したい日本の情景写真撮影記

紫雲出山(しうでやま)

久しぶりに仕事を定時で切り上げ、20時半に出発しました。下のような写真を見て昨年から行きたいと思っていた紫雲出山の桜です。紫雲出山は、香川県三豊市の庄内半島にある標高352mの山で、2015年の成田空港のカレンダーに採用されてから大人気になっているそうです。また、ニューヨークタイムスの「2019年に行きたい52ヶ所」の7番目に紫雲出山から撮影された写真が掲載されています。(2019年は3年に1回の瀬戸内芸術祭も開催されることもあり、瀬戸内海の島々として紹介されています)
https://www.nytimes.com/interactive/2019/travel/places-to-visit.html
因みにNational Geographic TravellerのThe cool list 2019にも瀬戸内が紹介されています。
http://www.natgeotraveller.co.uk/smart-travel/features/the-cool-list-2019

紫雲出山という名前については、浦島太郎が玉手箱を開け、出た白煙が紫色の雲になって山にたなびいたことがその由来だそうです。
ここは、桜期間中は山頂近くの駐車場が午前8時までしか停められず、8時以降は、シャトルバス専用となり、8時までに停めた車も一旦山を下りなければいけません。自宅から高速で向かう途中で仮眠をとったのですが、寝すぎてしまい、5時半前に駐車場に付いたときは70台の駐車スペースのうち数台分しか空きがありませんでした。山頂の展望台は既に人でいっぱいで、特に朝日が昇る側には三脚を立てるスペースは全くありませんでした。ただ、そちら側の桜はまだ少ないように見えたので、西側の桜を狙おうと三脚を立てて日が昇るのを待ちました。本来なら夕方に狙う方角です。NYタイムスへの掲載写真は、西側の写真です。黄砂の影響かどうかはわかりませんが、島々が霞んであまり見えなかったので、ほぼ、桜だけの写真になってしまいました。

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一般車を停められなくなる前に駐車場から出て、朝ごはんを食べに行きました。香川県と言えばうどんです。腹ごしらえをしたあと、マーガレットで有名なフラワーパーク浦島にロケハンに行きました。ここも感動的な写真が旅行雑誌や写真雑誌等で紹介されているのですが、2018年の夏にオートキャンプ場が海辺にできたため、写真に人工物が入ってしまい、これまで紹介されているような感動的な写真は撮れないと思われ、5月に行くつもりをしていましたが、やめることにしました。
あらためて紫雲出山に向かうため、シャトルバスの出発点となる大浜漁港に向かいました。しかしながら大浜漁港の駐車場は既に満杯で、離れた小学校の校庭の臨時駐車場に車を停めるよう指示され、そこから大浜漁港までシャトルバスに乗り、更にシャトルバスを乗り継いで山頂に向かいました。往復で400円でした。バスは5台ほどでピストン運転をしているようで、それほど待たずに乗ることができました。
山頂も暖かく、朝に訪れたときよりも桜の花が増えている感じでした。数ヶ所で写真を撮り、途中で遺跡館の喫茶コーナーに入りました。ここからは、ガラス越しに島々を眺めることができます。薄~いコーヒーを飲みながら景色を楽しみました。
喫茶コーナーを出た後も数ヶ所で写真を撮りました。最後に展望台から撮っていると見えていなかった島々が見えるようになってきました。

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本当は日没頃の写真を撮りたかったのですが、帰りのシャトルバスの時間や人の多さを考え、日没は諦めて明日の撮影場所に向かうことにしました。

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