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未来に残したい日本の情景写真撮影記

五山の送り火

お盆ということもあり、仕事も忙しくないことから会社を午後から休んで五山の送り火に行くことにしました。天気予報&雨雲レーダーによると18時頃までは雨が降ってもそれ以降は降らない予報だったので、決行しました。
自宅最寄り駅から17時過ぎの電車で京都に向かいました。河原町に到着した時に結構な雨が降っていたため、駅前のドトールで30分ほど雨宿りをしてから京阪で出町柳駅に行きました。
五山の送り火は、東山如意ヶ嶽「大文字」、松ヶ崎西山と東山の「妙・法」、西加茂船山の「舟形」、大北山「左大文字」、上嵯峨仙翁寺山「鳥居」の5つの山、6つの文字で行われます。かつては、「い」、「蛇」、「長刀(なぎなた)」などもあったらしく、8月8日の新聞に『幻の「い」痕跡を発見か 京都の五山送り火、詳細調査へ』という記事が出ていたのは記憶に新しいです。

京都市観光協会HP)
https://www.kyokanko.or.jp/okuribi/enkaku.html

点火は大文字の20時をかわきりに5分ずつずれて点火され、それぞれ約30分燃えていますので、うまくいけば、複数の文字を見て回ることが可能です。
出町柳駅の近くの橋(賀茂大橋と葵橋の間の橋)を越えると既に大勢の人が土手に座っており、その時点で慌てて場所を確保してしまったのが間違いの元でした。人は多いし、よく見ると電線は写っているし、点火後も人の行き来が途絶えないため、カメラの前を人が横切ったり、前に立ったりで、非常に撮りにくかったです。
本来なら次の出雲路橋から見ようと思っていた「妙・法」に向けて移動がしやすく、しかも「大文字」もしっかり見ることができる賀茂川のもう少し上流(葵橋と出雲路橋の間くらい)で撮るつもりでした。それを人の多さを見て焦ってしまいました。スタートまでに当初予定していた場所まで移動しようかとも思いましたが、そちらの方も同じような混雑なら写真を撮る場所が既になくなっていると思い移動は止めました。
もう座る場所もなくなっているのに、後から後から人が来て動けず立ち見状態になっている人たちが既に後ろの方の川の土手に陣取っている人たちの妨げになっていて、怒声が飛んでいました。
点火後は、火の勢いも強く、煙も結構出ていました。

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妙法に向けて移動しようにも人が多くてなかなか動けなかったのですが、他の人たちも考えることが同じなようで、移動し始める人が増えた時にこちらも移動開始しました。「法」は見ることができたのですが、低い山であるため、途中の障害物が多く、写真は撮りませんでした。その代わり、当初予定していた辺りから「大文字」を撮りました。この時点で立ち止まって見ている人はほとんどなく、好きな場所から撮ることができました。最初からここまで来ていればよかったと後悔です。

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点火から30分近く経ち、大文字の火も弱くになってきたので、他を見るのは諦めて、賀茂川を渡って駅の方に向かう途中に「舟形」を見ることができました。撮影はスマホのみにしました。
今回は、情報収集も含め準備不足だったことが反省点です。

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