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未来に残したい日本の情景写真撮影記

夫婦岩の朝焼け

夫婦岩伊勢市二見町の二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)内にあります。古来より、人々は二見浦に詣で、夫婦岩の間から昇る「日の大神」と、夫婦岩の沖合700mの海中に鎮まる猿田彦大神縁りの霊石と伝えられる「興玉神石(おきたましんせき)」 を拝してきました。
夫婦岩はこの興玉神石と日の出を遙拝する鳥居とみなされています。
男岩は高さ9m、女岩は高さ4mで、夫婦岩を結ぶ大注連縄(おおしめなわ)は1本の長さ35mで男岩に16m、女岩に10m張られていて、その間は9mあります。
5~7月、夫婦岩の間から日の出を見ることができ、特に夏至の前後の天気のいい日には遠く富士山の後ろから昇る日の出を見ることができるそうです。
前日の22時前に自宅を出発。0時30分に神社の駐車場に到着。到着後すぐに撮影場所の下見をし、どこから撮れば岩の間から出てくる朝日を撮ることができるのかの見当をつけて車の中で就寝。3時30分に起床し、撮影準備にとりかかりました。この日の日の出時刻は4時40分。通常であれば日の出30分前頃から朝焼けが始まります。しかしこの日は時間とともに水平線あたりに暑い雲が出てきました。

(朝焼け前)
この時点では暑い雲はなく、水平線からの日の出を期待していました。

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水面近くに黒っぽい厚い雲が出てきたため、水平線からの朝日は撮ることができませんでした。

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このあと、さらに曇って太陽自体も見えなくなったため、これだけ見ることができただけでもラッキーでした。

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