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未来に残したい日本の情景写真撮影記

九品寺(くほんじ)の彼岸花

九品寺は奈良県御所市の葛城古道にあり、奈良時代の僧・行基によって開かれたお寺だそうです。この時期には彼岸花が咲き誇り、多くの人が訪れる名所でもあります。
日の出の時に朝日に照らされた彼岸花の写真を撮るために現地で夜を明かすため食料・水・お湯・電気ポット・椅子・防寒具等々の準備をして出発しました。15時頃に到着、運よくお寺の駐車場に空きがあり、車を停めることができました。さっそく、九品寺境内の北東側の空き地に向かいました。そこが群生地です。既に翌朝の撮影のために場所取りをしている人が何人かいました。
こちらは、場所取りの前にいくつかの場所から撮影。

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撮影に夢中になっている間に場所取りの人が増えていたことと、撮る場所が限定されていて隣との間隔が近すぎて結構な密になっていたこと、カメラマンのマナーの悪さが大きな問題になっていること、東の空が厚い雲で覆われたままの状態になっていたので、明日の朝まで状況は変わらないと判断して、ここで夜を明かすのはやめて帰ることにしました。

九品寺周辺の彼岸花は地元の方々が丹念に育てておられ、素晴らしい景観となっているのですが、とても残念なことに彼岸花の撮影マナーの悪化に伴うトラブルの増加が問題になっています。地域住民から「もう無くそう」という声も出ているようです。
この日も花の中に寝転んで撮影しているコスプレーヤーがいましたし、花を摘んでそれを手に持って撮影してる外国人がいました。
この景観をなくすなんていうことにならないようにすべての人はマナーを守って撮影しないといけません。花を踏み荒らしたり、畑に入り込んだり、お寺への無用な問合せをしたり、駐車場で仮眠中のアイドリングなどのトラブル、夜半の話し声等々・・・。気を付けましょう。

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