柿田川は、静岡県駿東郡清水町を流れる狩野川水系の一級河川で、全長は約1.2km、川幅は30~50mで、日本で最も短い一級河川だそうです。水源は、雨水や雪解け水が約8,500年前の富士山噴火による三島溶岩流に浸透し、その先端部から湧き出でたものです。
水源の湧水は主要なもので数十カ所あり、1日約100万トンという大量の湧水を水源とする日本でも非常に珍しい川です。柿田川は、長良川、四万十川とともに日本三大清流に数えられています。
湧水は上水道用水にも利用され、清水町のみならず、周辺の沼津市、三島市、長泉町などにも送水されているそうです。公園内にも水汲み場(9:00~17:00)がありました。そこで、冷たい湧き水を水筒に入れて持ち帰りました。
一帯は国道1号線沿いに公園になっていて、いくつかの場所で水が湧いて出ているところを間近に見ることができます。
まず向かったのが、第一展望台です。公園内の遊歩道を通っていきます。ここは柿田川の最上流部にあり、大小数十か所の湧き間を見ることができます。
次に向かったのが、第二展望台です。ここは、昔、紡績工場が井戸として利用していたそうです。透明度が非常に高く青く見えます。
そのほかにも大小の湧き間を見ることができます。
柿田川には、この川特有の水中植物、ミシマバイカモが自生しているのですが、本当はそれを間近で見たかったのですが、確認することができませんでした。
駐車場の領収書は、切り離すとミシマバイカモの絵葉書となっていました。